テストでの大失敗

                                    校長 大坪 辰也

 11月に入ると、前期課程は“ひとりだちテスト”、後期課程は期末テスト、さらに9年生は実力テストを実施します。日頃の学習の成果が結果(点数)として出てきます。緊張もするだろうし、「今回こそは計画的にテスト勉強しよう」と意気込んでいる姿ばかりでしょう。何せ、日にちがはっきりとわかっているので取り組みやすいですよね。リズムを整え、本番では実力以上の力を発揮するよう、期待しています。

 このテストというものは、私が子どもの時代も同じようにありました。恥ずかしながら、これまでに3回、テストで大失敗をしています。

 1回目…小学校5年生国語のテスト。始まると同時にまずは問題がどれくらいあるのかを見て、今回は1番から解き始めようと必死に解答し始めました。
 35分ぐらいたってようやく解答終了。残り10分は漢字の“とめ”や“はね”、また枠からはみ出ていないか等、細かいところを徹底的に見直しました。
終了。「裏返して後ろから集めてきてください。」という先生の声でテストを裏返すと、なんとそこには問題があり・・・。愕然。
 結果、マイナス50点
 2回目…中学校1年生技術のテスト。50分のうちで技術と音楽と美術を行うので、配分をしっかりしないといけないことは事前に指導がありました。終了。
「裏返して後ろから集めてきてください。」という先生の声でテストを裏返すと、技術だけなんとそこには問題があり・・・。愕然。
 同じことを2回繰り返してしまいました。1回目は、父、母とも「気をつけろよ」程度だったのですが、2回目は大きなカミナリと、長く続く説教。

 ⇒この記載でもわかるように、5年生や中1の時は、そんなに深く反省もせず、“のど元過ぎれば”という感覚だったのを覚えています。これが、3回目の取り返しのつかない大失敗につながったのです。

 3回目…高校3年生、大学受験。俗にいう「すべり止め」の大学を一つ受検。受験番号や名前をきっちり書き、問題も裏表確認して解ききり、15分ほど残して終了。大丈夫。
1週間後、<不合格>の通知有。「なんで、なんで?」と動揺しているさなか、よく見ると、“N”の点数。計測していないらしい。
 大学に問い合わせてみると「受験番号と名前の記入漏れ」とのこと。上には書いた覚えはあるが、何と下にも同じような記入欄があったのです。

 結局、現役では大学に合格することがなく、非常につらく悔しい思いをしました。

 今、こうして振り返ってみると、小学5年生の時のミスを、「ミス」としてとらえていなかったこと、中1の時の父母の言葉を、簡単に聞き流していたことが原因の一つではないかと思います。
 一方で、もしこの状況が今日起きると「試験監督が説明して当然」など、自分のミスを責任転嫁する風潮もあります。子ども時代のように安易に考えていると、説明があったとしても、聞き逃す恐れもあるかもしれません。
 
 私たち教職員は、万全の態勢でテストを運営します。児童生徒の皆さんは、まずは、地道に努力し続けてください。そして結果を残してみましょう。細心の注意を払ってテストを受けることを願っています。