◆主な事業◆

 ●修理事業 ●修景事業 ●地域活性化事業 ●調査・普及事業 
 ●受託事業 > せせらぎ公園小呂駐車場 > であいの館
 ●文化財建造物修理設計監理受託事業 > 伝統的建造物修理事業設計監理受託
                          > 現状変更申請書のチェック及び遺産地区内修景指導受託
 ●世界遺産白川郷合掌造り保存基金 > 「結(ゆい)」カード


修 理 事 業
 
    現代の社会の中で合掌造りを守り受け継いでいくには、多くのお金がかかります。 昔はみんなが合掌造りを持っていたので茅は個々の家で刈り取り、貯え、屋根の葺替えの際は貯えた茅の出し合いや労力の出し合い「結」で葺き替えていました。
    しかし、時が経ち、都会の生活様式が白川村にも伝わってくるにつれ合掌造りを持つ家が少なくなり、「結」が無くなってきました。茅を貯える家が少なくなり、茅に「値」がつくようになりました。屋根葺き替えやメンテナンスは業者に頼む家が多くなり、合掌造りを維持する事にお金が掛かるようになってきたのです。

    当財団では合掌所有者に係る負担を少しでも軽くしようとメンテナンスに係る費用に助成を行い合掌造りを守り受け継いでいくお手伝いをしています。

  • 棟茅葺替え
      
    合掌造りの棟部分の横置きの茅の事を「棟茅」と言います。この部分は両面の 屋根が合わさる部分で水が垂直にあたり一番腐りやすい部分なので、毎年春先に 置き換えます。


  • 差    茅
      
    冬になると合掌造りの屋根にはたくさんの雪が積もります。この雪が地面に落 ちる時、屋根の茅も一緒に引き抜いて落としてしまい、屋根に窪みができてしま ったり、部分的に腐ってしまいます。この痛んだ部分に補修用の茅を差す作業を 「差し茅」といいます。


差茅の様子

  • 伝建物修理費助成
     
    伝統的建造物に選定されている建造物には国・県・村の補助事業により助成措置がされていますが、そうであっても合掌造りの場負担が過大であるため 、観光業に従事していない非営業者に対してその一部を助成しています。

  • トタン屋根葺替え助成
     
    世界遺産集落内には合掌家屋の他にもカラートタンで葺かれた屋根の家屋もた くさん建っています。このトタン屋根の色彩に対し茅屋根の色に合わせたトタン を使用してもらい集落内の景観を維持する事を目的に葺替え費用の何割かを助成 しています。

修 景 事 業

    合掌造りを守り受け継いでいく事と共に大切な事が、「合掌集落の景観」を維持していくことです。 白川村荻町では「荻町の自然環境を守る会」という住民主体の保存団体を中心に景観条例を定め、景観の向上に協力をお願いしています。例えばトタンの壁を板壁に、サッシの建具を木製建具にお願いするといった具合にです。その際に余分に係る費用を財団で助成しています。

  • 修景協力費助成金
     
    集落内の景観向上のためにトタン壁を板壁、サッシ建具を木製建具など伝統的工法を使用した場合に係る 経費の一部を助成しています。


修景協力費助成


  • ビニールシート指定色奨励事業
     
    生活関連のあるいは工事など、さまざまな行為に使用される青色のビニールシ ートを景観阻害を和らげるよう、目立ちにくい茶色のシートを奨励するために割高分の助成をしています。

地 域 活 性 化 事 業
  • 自治保存会活動費助成(荻町の自然環境を守る会)
     
    昭和の30年以降、近代化の兆しと共に白川村に過疎化の荒波が押し寄せてき ました。多くの村民が村外に出、集落が集団で離村するという事態に直面し、昭 和28年には264棟を数えた合掌造りは、同42年には154棟に激減しました。そんな中、過疎化の波をどうにかくいとめようと合掌造りを「守る」事を決意したのが荻町住民の人々です。
    白川村荻町集落は昭和46年に伝統的建造物群保存地区に選定されました。腹を決めてからの28年間、荻町合掌集落は荻町の住民保存団体「荻町の自然環境 を守る会」を中心として守られてきました。毎月一度に開かれる「守る会」で、 その月に出てきた現状変更申請を審議し皆で荻町の景観について親身に考え、守 ってきました。秋には守る会主催でいっせい茅刈り講習会なども行い茅場の育成 などにも力を注いでいます。
    このような住民全員の努力は過疎化の波をくい止めました。保存活動を始めて からの28年間、人口はほぼ横ばいで段々と若者が村に戻ってくるようになりま した。平成7年12月には世界文化遺産にも登録され、日本を代表する「村」に なったのです。
    この「荻町の自然環境を守る会」を援助しようと当財団では年間活動費の助成 を行っています。このような遺産を守り受け継ぐには住民主体の活動がものをい うのです。


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調 査 普 及 事 業
  • 地域づくりのための調査・研究
     
    今後の地域づくりのための調査・研究を行っています。

    平成 9年度 荻町振興計画の策定
    平成11年度 景観評価に関する調査・研究
    平成12年度 住環境に関する調査・研究
    平成13年度 観光客の受入対策の調査・検討及び実施プランの策定
             荻町新住宅地づくり基本計画
    平成14年度 環境物件の調査及び復旧・整備計画の策定
             遊歩ガイド(マナーマップ)の作成
    平成16年度 白川郷マナー啓発ビデオ 「ようこそ合掌造り集落に」作成

  • 水田復旧事業 (耕作放棄地の復旧)
    現在、遺産地区内の水田総面積11.9ha(451筆)の内2.6ha(110筆)22%の水田が耕作放棄地となっています。
    放棄地が増加している要因は人手不足、高齢化、耕作意欲の欠如等の人的要因と湿田、農機が入らない等の立地的要因が挙げらます。耕作放棄地は放棄地そのものの与える景観的影響は当然ですが、その周囲の水田にも悪影響をおぼす連鎖的な農地の荒廃化を促しています。事業の目的はこの悪循環を解消するための緊急対策として直接当財団において耕作放棄地の復旧を行うことで農地の荒廃化に歯止めをかけ、地区住民に水田の重要性を深く認識してもらい、農村景観の保全と観光農業振興から地域業振興から地域産業の創出へ寄与することを目的としています。
    平成16年度から当財団は、農地所有者と土地無償賃貸契約を結び直接維持管理を行い水田の復旧を図っています。

    平成16年度は耕作水田で収穫された米を世界遺産コシヒカリの「結米」と名付け、2kg詰めにして基金協力者等関係者にお礼の気持ちを込めて配布しました。平成17年度以降はこれを商品化して遺産地区で収穫された米のブランド化を目指して販売し、将来は財団で収穫した米だけでなく、遺産地区で収穫された米も対象にして地産地消の販売形態を確立していきたいと考えています。

受 託 事 業

  • せせらぎ公園小呂駐車場
     
    財団が受託運営をしている村営駐車場です。世界遺産荻町集落の庄川を挟んだ 対岸にあり、集落内へは「であい橋(全長107m)」を渡って入ることができ ます。
    普通車208台、大型車39台まで駐車できます。
    駐車料金は普通車500円、 大型車3,000円ですが、そのうち普通車200円、大型車1,000円は世界遺産集落保存協力金として合掌基金に組入れられます。

    (平成15年4月1日より大型車料金が3,000円に変更になりました。ご理解・ご協力をよろしくお願いします。)

  • 総合案内であいの館
     
    せせらぎ公園小呂駐車場内に付随した案内所及び公衆トイレを合わせた施設です。同じく財団が受託管理をしており、財団事務所もここの2階にあります。
    案内所は、白川郷観光協会が運営を行い、観光案内全般から宿泊予約まで幅広い情報を提供しています。

    財団・協会職員総出で毎夕清掃される公衆トイレは村内でも随一の快適さ。ヒノキの香り漂う空間は高級割烹かと見紛うばかり。あなたの気分もリフレッシュ。白川郷にてぜひとも訪れてみたい新名所のひとつです。ただ、誰も見ていないからといってゴミをどんどん置いてゆくのは勘弁してください。ゴミは必ずお持ち帰りを!


であいの館

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文化財建造物修理設計監理受託事業

  • 伝統的建造物修理事業設計監理受託

    昭和50年の伝統的建造物群保存地区選定以来、白川村教育委員会では毎年国・県の補助金を受けながら伝統的建造物や工作物等を対象とした修理事業を行ってきた。この修理事業に関する設計監理は村外の設計業者に委託して行われていたが、平成15年度に当財団を建築士事務所として登録することができたため、受託事業として開始した。文化財建造物の設計監理は事前の調査業務から始まり、業務のほとんどの時間を調査業務にとられるため通常の設計監理事務所では時間的に限界がある。また、修理現場に近い場所で技術者が常駐できるため現場対応が迅速に行える。以上の理由から当財団で文化財建造物の修理設計を受託することは遺産地区の真正性を高めるうえで重要なことである。同時に文化財建造物の修理履歴の蓄積も行うことができ、今後ますます遺産地区に対する事業効果が期待できる。
    (受託内容)
    ・ 所有者と設計監理委託契約を結び業務を行う。
    ・ 受託業務範囲は補助事業対象となる部分のみの受託。
    ・ 受託した範囲のうちの調査・設計・監理業務を行う。


  • 現状変更申請書のチェック及び遺産地区内修景指導受託

    白川村教育委員会に毎月申請される遺産地区内の現状変更申請書の事前チェック及び地区内の修景物件に対する指導業務を白川村教育委員会からの受託業務として行う。
    現在、年間100件あまりの現状変更申請書が毎月の「守る会定例会」の協議を経て、村教育委員会に申請されているが、この内の建造物に関する申請書(年間80件)に関して必要書類の確認と供に事前チェックを景観保存基準に基づき行うことで「守る会定例会」の協議を円滑に運ぶことができ、さらに協議事項漏れを防止することができる。
    これら伝統的建造物以外の物件は遺産地区内に440件あまり存在するため、遺産地区に与える景観的な影響は極めて高い。そのためこの受託事業の持つ一般建築物に対する景観誘導効果は非常に大きい。
    (受託内容)
    ・ 現状変更申請書を景観保存基準に照らし合わせてチェックしチェック表を申請書に添付し「守る会定例会」に提出する。
    ・ それらの作業の中で必要な物件には修景的な指導も行い、時には図面作成等の技術協力も行う。
    ・ 事前の修景相談業務。
    白川郷には「結(ゆい)」という人々の結びつきが今も受け継がれています。この「結」によって合掌造りの屋根葺き替えも行われます。

世界遺産白川郷合掌造り保存基金

  • 世界遺産白川郷合掌造り保存基金

    財団では荻町合掌造り集落保存事業を円滑に遂行してゆくために活動資金が必要です。どうか世界遺産白川郷保存基金へのご寄付をお願い致します。詳しくは ホームページ、もしくは財団事務局へお問い合わせ下さい。納付方法等を記したパンフレットを送付させて頂きます。

    皆様の温かい志を決して無駄にすることなき様、これからも荻町住民のために力を尽くしていきたいと思います。よろしくお願いします。

  • 結カード

    白川郷には「結(ゆい)」という人々の結びつきが今も受け継がれています。この「結」によって合掌造りの屋根葺き替えも行われます。
    世界に誇る文化遺産である合掌造り集落を現在まで守ってきた原動力であるこの相互扶助の精神を「結カード」として具体化しました。結カードにご入会いただくことにより、カードご利用金額のうち、一定割合が財団を通じて合掌造り集落の活動資金として活用されます。


これが、「結カード」です!!!

入会申込み⇒ ▼ホームページから
▼セントラルファイナンス