春 駒 (岐阜県指定重要無形文化財)


春駒大黒
この踊りは七福神による祝い踊りで、めでたい大黒による「俵ころがし」の他に、舞妓による「春駒」「銭大黒」、七福神による「枕踊り」「きり大黒」などの種類がある。
江戸時代寛永の頃、3代将軍家光の時代に中国より春駒を献上したとされている。
それが日本中に広まり、各地で踊り伝えられていたが、当村においては、お蚕の豊作を祈る意味で初午に行われるが、めでたい意味を単調な生活である正月にも舞われるようになった。そのほか結婚式等、お祝いの席でも行われる。


元日の午後から白川郷春駒保存会の一行が、合掌集落内の民宿や飲食・土産店などを順に練り歩き、大黒様による「俵ころがし」、舞妓による「春駒」、七福神による「きり大黒」が披露される。尚、当日の行程については公表していない。

また、10月14日15日に白川八幡神社で開催される「どぶろく祭り」の舞台(午後3時過ぎ)において、上記演目を含め披露される。


Book白川村史(昭和43年発行)抜粋
太鼓、三味線、センバタタキ拍木の囃子で歌い、大黒など七福神を女装した男たちが頭巾をかぶり、だらり帯に赤たすき、紫のキリオのわらじという仕度。
手には色紙のついた財(ザイ)を持つ4人、あとの3人は桑こきや、トトカカの扮装をして、各家の軒先ではやし立てる。
養蚕に対する目出度づくしを唄うと、踊り手は家の中のオモヤまで踊って入る。桑こきは、桑の葉をとるまね、カカは切板で切るまね、トトはショウケに切った桑を入れ蚕にやるまねをして踊るのは実に面白い。
夜になると子供達が提灯をともしてついて歩く。
※ トト=旦那 カカ=嫁 ショウケ=ざる