shirakawa go around

17.05.18

野田 美里

白川村のこれが旬

田んぼで働く夫が美しい

慌ただしかったゴールデンウィークが終わり、のんびり静かな山里”白川郷”に戻りました。

…と言いたいところですが、
ホッと一息する間もなく月末に迫った田植えに向けて、村内のあちこちでトラクターの音がガタガタと響き渡っています。
今まさに急ピッチで田んぼの準備に負われている白川郷です。
bunsuke20170519

わが家の田んぼ

我が家には3反ちょっとの田んぼがあります。
新潟や富山などの稲作地域では「3反田んぼ」なんてたいしたことのない広さだと思います。

おそらくは田んぼ1枚くらいで3反はあるでしょう。

でも、我が家の田んぼは・・・、なんとなんと12枚で3反なのです。

自宅付近に5枚、車で5分くらいの場所に7枚、計12枚の田んぼ。

広さはないけど、12か所もあるから手間がとってもかかります。

さらには形も実に様々で、三角形・台形、・五角形などバラエティ豊かな田んぼたちです。
uenaga120170519

この日は昼間の営業を終えてから急いで着替えて田んぼに出掛けました。

まだ手付かずだった田んぼの「田おこし」です。
こんな形なのでトラクターでは作業出来ない細い箇所は手作業で行います。
uenaga220170519
起こし終わったところです。
この後、水を張って土と混ぜる「あらくれ」、さらにドロドロにする「代かき」、

田植えをしやすくするための「場ならし」と作業が続きます。
やる事がいっぱいです。
sitagoso20170519

水を張るとこんな感じになります。
周辺の景色が映りこんで鏡のようです。

 

田んぼで働く姿は美しい

この時期は村のいたる所で汗水垂らして働く人の姿が見られます。
夫もこの時期はとても頼もしく、作業着姿の夫にキュンとしてしまうのはここだけの話です(笑)

banarasi20170519

これは昨年の写真ですが、「場ならし」している所です。
働く人の姿は美しいですよね!!
昨年の今頃はすでに「場ならし」をしていたようです。
これはマズイ。今年はかなり遅れています。
急がなくては!!

 

米作りへの想い

小さくて形も様々で、とても手がかかる田んぼですが、ご先祖様が石原から開墾してくれた大切な田んぼです。
私たちが田んぼでお米を作り続ける理由はいくつかあります。
飲食店をしているので「自家製のお米をお客様に提供したい!」という思いもありますし、「美しい景観を守らなくてはならない!」という使命感もあります。

でも、それは白川郷に暮らし始めて間もない頃に頭の中を占めていた思いです。

どっぷりここでの暮らしにはまった今は、もちろんそういう思いもありますが、それよりも「代々守られてきた田んぼを私たちの代で絶対につぶしたくない!」というプライドの方が断然強いような気がする今日この頃です。

この記事を書いた人

野田 美里

野田 美里

卒業後「野外博物館 合掌造り民家園」に就職のため白川郷へ。結婚を機にやめて夫の家業を継ぎ、お食事処をしながら川魚を育てたり米を作ったりして暮らしています。建物が好き。静岡市出身。

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