shirakawa go around

17.04.28

下山勝巳

白川村のこれが旬

山菜とりのこと。

さて、下山です。

白川村にも春がやってきました。
道端を見ればツクシやふきのとうやノカンゾウが顔を出しています。
荻町集落から平瀬集落に至る野谷地区の道沿いでは、カタクリの花が咲き始めています。

KIMG2051

これから様々な山菜が白川の野山に生えてきます。
そんなこんなで、今日は楽しい楽しい山菜採りの話!!!

・・・・ではなく、今回はちょっとした注意事項になります。

さて、白川村内にいくつかある林道の入口には、こういった看板が立っています。

KIMG2050

白川村内においては、白川村民以外の山菜の採取は規制されておりますので、くれぐれもご注意ください。

とは言っても、白川村民も鬼ではありませんので、道端で軽く山菜摘みを楽しむ程度、小さなビニール袋にちょっとだけ夕ご飯の分をとる程度なら目くじら立てて怒るようなことはめったにありません。(場所にもよるとは思いますが)

 

・後の人が採れるように小さいものは残しておく。
・その場所で山菜が絶えてしまわないように、少し育ちすぎたものは残しておく。

 

最低限、これだけは守っていただけたらと思います。

さて、問題なのは、あるもの全部採っていったり、文字通り根っこから掘り返して採っていくようなたちの悪い方々。
地元の人間は「次の年もちゃんと生えるように」と考えて採りますが、そういった方々はそんなことは考えず山を荒らしていきます。
おそらく、市場に出してお金にするためなどなのでしょう。
そういったマナーの悪い方々はたいてい他県の方なので、白川村ではこの時期に「山で●●県ナンバーを見たら泥棒と思え」とも言います。

注意されて「自然はみんなのものだ!何が悪い!!」と逆ギレする方もまれにいるのですが、くれぐれもご理解いただきたいことが一つ。

 

「その土地の自然に生えている植物はその土地の地権者のものです。」

 

山にもきちんと地権者が居ます。
「日本経済はみんなのものだ!!」とおかしなことを言って他人の家から家電やら現金やらを盗めば当然犯罪になります。
「自然はみんなのものだ!!」とおかしなことを言って他人の山で山菜を採ればこれもまた、犯罪になります。

白川村では、親から子へと山菜のとれる場所が言い継がれている家も少なくありません。

そうして採った山菜を、白川郷に訪れるお客さんに食べてもらったり、あるいは保存食として冬の間の蓄えにしたりしてきました。

「山菜は地の山菜を使いたい」とこだわってやっている民宿やお店屋さんも少なくありません。

春のこの季節、山菜をご賞味されたいときには、そういったお店を使っていただけると幸いです。

この記事を書いた人

下山勝巳

下山勝巳

白川村生まれ、白川村育ちの会社員。趣味できのことったり山菜とったりきのことったり、古い文献に触れてみたり、昔の古い時代の話を調べたり、口伝を記録してみたり、わりと変わったことに興味もってみたりしています

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